車を売る事を考えたら、値下がり率の高い車と低い車は何か知っておいたほうが、乗り換えを考えると得ですよね。

当サイトに過去集めている約１５万件の査定データから算出してみました。

【車種の算出について】
・データの正確性を上げるために１００車以上データが集まっていない車種は除外
・かなり前に生産を終了しているため、査定金額が低い車種は除外
・その他、目視でデータに片寄りがあると判断した車種は除外
・データが溜まり次第、車種は随時更新を致します。
・２０１９年１０月時点の算出です。


※本データは、実際の査定データより算出しておりますが、必ずしもその車種の「値下がり率が高い」又は「値下がり率が低い」事を保証するものではありません。
参考として戴ければ幸いです。

【値下がり率ワースト（値下がりしやすい車種）１０】

１位：シトロエン　Ｃ４ピカソ
平均値下がり率（一万キロごと）：-23.82%

フランスのシトロエン　Ｃ４ピカソです。

１万キロになるまでは、１５０万円程度で買取をされていますが、５万キロ走ると約４０万円まで下がってしまっています。



２位：メルセデスベンツ　A180
平均値下がり率（一万キロごと）：-23.49%

ドイツのメルセデスベンツ、A180です。

メルセデスベンツは、「値下がりがしずらい」と言われているメーカーですが、こちらのくるまも、１万キロになるまでは２００万円前後で買取をされていますが、３万キロ走ると、約３０万円の買い取り額まで急激に下がってしまっています。

データを見ると平均の走行距離が「2.5万km」となっており、年式が進んでいる車が多いため、一万キロごとの値下がり率が高く見えていると言えます。

A180のオーナーは買ってもあまり乗らない傾向があるのかも知れません。



３位：シトロエン　C3
平均値下がり率（一万キロごと）：-23.15%

フランスのシトロエン、C３です。

この車種も平均走行距離が2.5万キロとA180と非常に似た傾向を持っており、１万キロまでは、１３０万円程度で買い取られていますが、２万キロ走ると６０万円程度まで急激に下がっています。

その他の車種は、以下になります。


４位：プジョー　308　
平均値下がり率（一万キロごと）：22.83%


５位：BMW 32iツーリング
平均値下がり率（一万キロごと）：22.19%


６位：BMW　ミニクラブマン
平均値下がり率（一万キロごと）：19.71%


７位BMW　ミニコンバーチブル
平均値下がり率（一万キロごと）：19.36%


８位マセラティ　ギブリ　
平均値下がり率（一万キロごと）：19.05%


９位BMW 118i
平均値下がり率（一万キロごと）：18.99%


１０位マツダ　プレマシー
平均値下がり率（一万キロごと）：18.63%


全体的に外車が多い様です。
日本人の感覚として、「外車は壊れやすい」というイメージがあるため、少し走ると急激に値段が下がるようです。

【値下がり率ベスト（値下がりしにくい車種）１０】

１位：ホンダ　シビックタイプR
平均値下がり率（一万キロごと）：-0.04%

データの片寄りによって、金額が上がったり下がったりしているため、数値上は異常な低さを出しておりますが、グラフを見ると値下がりが低いのが分かります。

３万キロまでは、急激に下がりますが、４万キロ～９万キロまでほぼ値段が下がりません。
２０万キロ走っても４０万円ほどの値段が付くのは流石と言った感じです。

中古で買うならば、３万キロ代のシビックタイプRを購入して、８万キロ程度で売るのが賢いタイミングでしょう。


２位：レクサスGS350
平均値下がり率（一万キロごと）：-3.74%

こちらも参考程度の数値になりますが、値下がりは悪くありません。

１万キロ代で２５０万円で取引されていますが、５万キロまで２００万円で取引されています。
その後は、緩やかに下がって行きます。


こちらも中古で購入するなら、１万キロ代で購入し、４万キロ代での売却が賢いタイミングと言えます。


３位：アルファードハイブリッド
平均値下がり率（１万キロごと）：2.43%

一万キロ代では、４００万円で取引され６万キロ代まで、ゆっくりと３００万円まで下がります。

その後も下がりますが、急激には下がらず、１３万キロでも１００万円で取引されています。

アルファードハイブリッドを中古で購入する場合、費用に余裕があるならば、１万キロ代で購入し６万キロ代まで乗るか、９万キロまで走っている車を購入し、１４万キロ程度の時に売却が良いと言えます。

４位：三菱 パジェロ

平均値下がり率（１万キロごと）：-3.09%


５位：BMW　X3

平均値下がり率（１万キロごと）：-2.72%


６位：アウディ　A6

平均値下がり率（１万キロごと）：-1.83%


７位：スバル　インプレッサ

平均値下がり率（１万キロごと）：-3.09%


８位：ホンダ　アコード

平均値下がり率（１万キロごと）：-3.01%

上記となります。


※番外編
ランドクルーザー
平均値下がり率（１万キロごと）：-6.93%

「値下がりをしない」と良く言われるランドクルーザーですが、元々の値段が高く、やはり１５万キロ程度走ると金額は５０万円程度まで下がってしまうため、そこまで良い訳では無い様です。

こちらを中古で購入するなら３万キロ走った車を購入し、５万キロ程度で売却が賢いタイミングと言えます。



トヨタ　スープラ
平均値下がり率（１万キロごと）：473.45%

旧型のスープラは、非常に人気があり、もはや新車で手に入らない事から金額が高騰しています。走行距離や年式では無く状態で決まります。

新型のスープラを購入しても同様の事が起こるとは限りませんので、あくまで参考程度にしてください。

まとめ

・外車の値下がりは早い。
・国産車は外車に比べて比較的値下がりは低い
・中古で購入し、中古で売却を考えた場合、車種によって急激に下がるタイミングや、あまり下がらないタイミングがある為、車種ごとにタイミングを図ると良い。

※注意
実際のデータから算出していますが、車の価格は走行距離だけでなく「オプションの有無」「年式」等他の要因で大きく変動します。
上記の車種が必ず、グラフに表れている通りの金額になる訳では無いのでご注意下さい。